【例文付き】自衛隊から転職するときの自己PR文の考え方【元3等陸曹が解説】

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「自衛隊から民間企業へ転職するための自己PRが思いつかない。。」
「自己PRってどんな風に考えたらよいの?」

という疑問をお持ちではありませんか?

ボク自身、自衛隊からの転職を考え始めたときは「体力以外のアピールポイントが思いつかないんだけど。。」なんて思っていたこともありました。

そこでこの記事では、自衛隊からの転職時に出てくる自己PR文の悩みついて、3等陸曹だったボクが実際に転職した経験をもとにお伝えしていきます。

具体的には、以下の順番で重要なポイントをお伝えしていきます。

  • 自己PRを書く前に考えること
  • 自己PR文を書くときに意識すること
  • 転職時に活かせる自衛隊のアピールポイント5つ
  • 自衛隊以外の活動について自己PRする方法

自衛隊から転職するときにどんなことを意識して自己PRを書いたらよいか考えやすくなりますので、ぜひご一読ください。

【自己PRを書く前に】自衛隊を転職したあとにやりたいことを明確にしよう

自己PRを考える前に、少しだけ立ち止まって考えてほしいことがあります。

あなたの「本当にやりたいこと」は明確になっていますか?

「本当にやりたいこと」というのは、やりたいこと(好きで得意なこと)に加えて、どんな働き方をしたいか(何を大切にしているか)を掛け合わせた考え方です。

好きなことや得意なことを仕事にできても、あなたが自分の時間を大切にしたいと考えている場合、残業が多かったり、休日出勤があったりしたら働き続けることはできるでしょうか。

「仕事を一番に考えているから問題ないよ!」という場合は大丈夫かもしれませんが、企業とあなたの価値観に「ズレ」があると働くことが辛くなる可能性もあります。

ボク自身は過去に企業との価値観のズレを見て見ぬふりをして働き続けために体調を崩し、入院までしたこともありました。

いまでこそ貴重な経験ができたと思えますが、当時はかなり辛かったですし、同じような経験をあなたにもして欲しいとは思いません。苦笑

「本当にやりたいこと」を整理しておくと、あなたに合った転職先の企業を選ぶことができますし、自己PRも書きやすくなるので、ぜひ考えてみてください。

「本当にやりたいこと」については【なんにでもなれる】自衛隊から目指せる転職先を元3等陸曹が紹介!の記事でも紹介をしています。

自己PRを書くときに意識したい5つのこと

ここからは自衛隊を転職するときの自己PRについて、意識しておくべきポイントを紹介していきます。

具体的には以下の5つです。

  • 企業のニーズに合わせて自己PRを考えよう
  • 企業のニーズに合わせ過ぎない
  • 自衛隊の経験を無理やり活かそうとしない
  • 簡潔でまとまりのある文章を書く
  • 実績は数字を使って表現する

順番にお伝えしていきますね。

企業のニーズに合わせて自己PRを考えよう

自己PRはあなたの得意やできることを表現する場所ではあるのですが、あくまでも企業のニーズに合った人材であることをアピールする必要があります。

営業スキルを求めているのに「経理事務ができます!」とアピールしても、企業の求める人物像と合っていないため採用はされないでしょう。

また、社風としてチームプレイや協調性を望んでいる企業に対して、1人で黙々と作業することが得意なことをアピールしても、ニーズに応えられているとは言えませんよね。

企業が求める人材であることを表現して採用してもらうには、大前提として企業がどのような人を募集しているのかを見極める必要があります。

どんな人物を求めているかを探す方法については、企業のHPや求人情報を参考になると思うので、採用する側の目線になって考えてみましょう。

また、企業ごとに自己PRを変えようというのは上記の理由によるものです。

求められる人材は企業によって変わるため、企業に合わせてPRを変えた方がよい。ということですね。

企業のニーズに合わせ過ぎない

「企業のニーズに合わせて自己PRを考えよう」と紹介しましたが、企業の求める人物像に合わせてムリに自己PRを書く必要はありません

仮に転職できても、根本の部分(企業の価値観とあなたの価値観)がマッチングしていなければ働きづらくなるだけ。

企業の大切にしていることと、あなたの大切にしていることが嚙み合っていることが大事なので、価値観が違う企業に対してムリに合わせた自己PRを考えなくても大丈夫です。

できないことはできないと割り切り、できることに目を向けていきましょう

自衛隊を無理やり活かそうとしなくても大丈夫

せっかくなら、自衛隊ならではでの経験を使ってアピールしたい。と思うかもしれません。

しかし「企業のニーズに合わせて自己PRを考えよう」で説明したとおり、考えるべきなのは企業のニーズです。

自分がやりたいこと、できることを伝えるのは大切ですが、企業側の立場で考えたときに、自衛隊での経験で活かせることを伝えるようにしましょう。

実績には数字を使おう

実績をPRをするときは、数字を使って表現しましょう。

数字を用いることで、相手への伝わりやすさが大きく変わります。

たとえば「英語が得意です!」と伝えるよりも「TOEIC800点で、英語には自信があります」と伝える方がレベル感が伝わりやすいです。

実績がある場合には、積極的に数字でアピールしていきましょう。

簡潔でまとまりのある文章で書く

「文章なんてあまり書くことがないから苦手かも。。」という場合には、PREP(プレップ)の構成で考えるのがオススメです。

結論から伝えることで、まとまりのある文章を書くことができます。

PREPの構成
  1. Point(ポイント・結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(事例・具体例)
  4. Point(ポイントの繰り返し)

以下はPREPを意識した例です。

PREPを意識した自己PR例

私は〇〇ができます。
〇〇な場面で〇〇なことをし、〇〇な成果を上げてきました。
具体的には〇〇な場面で〇〇なことがあり、改善するために〇〇なことに着目。課題を解決するために〇〇について取り組み、結果として〇〇を得ることができました。
以上から、〇〇に強みがあると考えております。

PREPはボク自身がブログ記事を書くときにもよく使っています。

文章構成で悩んだときには参考にしてみてください。

転職時に活かせる自衛隊の自己PRポイント

こちらの項目では自衛隊を活かせる自己PRポイントを紹介していきます。

ボク自身が感じる長所として3つ考えてみました。

  • 協調性
  • 体力がある
  • 規律を守れる(律することができる)

あくまでも企業のニーズに対してあなたの長所がマッチングしているポイントをアピールする、ということを忘れずにですが、参考にしてみてください。

それでは、見ていきましょう。

協調性

自衛隊で特に養われるのが協調性だと考えています。

1部屋を数人で過ごすことは当たり前ですし、生活の大部分を共有するため、自分勝手に行動することは難しいはずです。

また、訓練においては助け合いやチームプレーが大事になってきますよね。

ボク自身は自衛隊での経験によって協調性が磨かれたと感じています。

体力がある

身体を使う仕事なので自衛隊にいる人からしたら体力があるのは当たり前と思うかもしれません。

民間ではたらいていると、一般的な水準よりも体力・パワーがある印象です。

転職後も身体を使う仕事であれば、大きなアピールポイントになるのではないでしょうか。

規律を守れる(律することができる)

良くも悪くも、自衛隊は規則・規律に厳しい世界。

集合時間に遅れてかがみ跳躍や腕立て伏せを経験した人は多いはずです。笑

ルールに関する仕事、警察官や法律関係で活かせる強みの一つかと思います。

自衛隊以外の活動で自己PRする方法

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自己PRは仕事での成果や実績だけで考える必要はありません。

あなた自身のプライベートな活動のなかにもアピールできることがあると思います。

例えば、資格取得のためにどのような対策をし、スケジュールを組んで取り組んできた。

とか、

お金について調べることが好きで、FPや簿記の資格を取得している。また実際に資産を運用して何%の利益を上げている。

などなど。

意外と無意識で行っていることに長所が隠れていることもあります。

あなたの周りの人に「オレの長所ってなに?」と聞いてみてください。

まとめ【自衛隊から転職するときの自己PRについて】

この記事では、自衛隊から転職するときの自己PRについて紹介をしてきました。

  • 自己PRを書く前に考えること
  • 自己PR文を書くときに意識すること
  • 転職時に活かせる自衛隊のアピールポイント5つ
  • 自衛隊以外の活動について自己PRする方法

もっとも大切なことは、あなたの強みを活かす意識です。

それでは、転職がうまくいくことを願ってます!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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